よい「介護」とは「自立」とは?

2017年06月07日

「自立」とは自分以外の助けなしで、または支配を受けずに自分の力で物事をやっていくこと・・・。では「介護」とは何か?

 

質問;うちの爺さんは自分でトイレに行かないのでこちらでタイミングを見計らって連れて行っています。オムツにしたくないので24時間見守っているので夜も眠れません。

答え他力で立たせてトイレに連れて行く・・ことが「自立」なのか考えてほしいところです。常に見守って、気にかけてオムツにしないという事が「自立」につながらない気がします。

 

質問;自力で歩くのは転倒の危険があるため、両手で手引きして歩かせています。こちらが動かなければ動きません・・。

答え;自分の行きたい方向に自分で行く、つまり「自立」という本来の意味での自立した歩行かどうか考えてください。自走式の車いすに座ってもらい自分の行きたい方向に行くという方が「自立」していると思いませんか?

 

質問;毎食完食させることを目指して頑張っています(介護者の発言)

答え;技術(食べさせるという)はすばらしいと思います。しかし本来の介護の観点からすると被介護者の体調を見ながら調子が悪そうなときには減らすなり止めるということが必要な時があります。そういう目(被介護者の視点に立った)の方が大切かなと思います。

ついつい「自分でやってしまった方が早いから」と、なんでもかんでもやってあげてしまうことってありますよね。やられる方は100%受け身となり、そのうち自分でやらなくなります。「してあげたい」という気持ちができる介護者には多いと思いますが、やることによってかえって被介護者の能力を削いでしまうという現実もあります。係わり具合が難しい。できないことをそっと支え、できることをじっと見守る、これができればよいかなと思います。