自然な最期を阻むもの

2018年06月13日

家族の要望;99歳の母です。延命は望みません。自宅でできれば自然な形で最期を迎えさせたいです。

医師;大丈夫ですよ。自宅でお母さんになにか変化があれば連絡をください。

 

質問;デイサービスやデイケアなどの介護施設のサービス中に何か急に体調の変化か起きた場合はどうですか?

医師;変化があればすぐにこちらに連絡をください。救命処置なども含めて必要性はこちらで判断します。

 

介護施設の答え;とんでもない。介護支援事業者として救命を行う必要がある事から、主治医の指示であっても従う事は難しく、(主治医ではなく介護施設のヘルパーなどの判断で)救急搬送を(強制的に)行います。

 

その後;デイサービスやデイケア中になにか異変がおこると救急搬送される場合が多く、超高齢者の場合にはそのまま入院して死亡してしまう事が多い、また搬送中に死亡してしまうと事件となり検死に回され調書を取られるなど、穏やかな最期とはかけはなれてしまします。

 

結論;自然な形で最期を迎えたい方たちへ。介護施設と何かあった時の事をよく話し合うことが大切です。当介護施設では責任もって最期まで診ていくことが出来ます。

 

介護施設は人が元気な時しか預かってもらえない所が多い。何かあったら追い出す(家または救急車)。調子が悪いと来るのを拒否、ではあまりに都合がよく無責任だと思います。調子の悪いその時こそが重要で信頼できる対応をしてくれるのか?というのが施設選びには重要だと考えます。調子が悪くなったら「看られません」と目をつむり、息が止まっていたら「救急車・・」と絶叫して逃げ出す現実の介護事業所。調子が悪い時、最期の時のお世話こそに頼れる施設が良い施設だと思いますがいかが。