認知症(痴呆) について

2015年05月08日

今回は 認知症(痴呆) についての一考察。

その1;こだわりが消える

その心は; 私は絶対に呆けたくない、寝たきりになりたくない、などのこだわりから解放され、「老い」を心配しなくなります。

 

その2一人でいても飽きない

その心は; 周囲に無関心になるので、自分の世界に入っていることが多くなります。一人で1日中忙しく誰かと会話したり、仕事したり。しかし逆に関心を引きたくていろんな周囲を困らせるようなことをすることがあります。そこには不安があります。安心させてあげましょう。

その3過度な苦痛が軽減される

その心は;認知症になると、体に対しての過度の関心が薄くなり、痛み、不安などが軽減される傾向があります。そのことから他の病気のための通院をする必要がなくなり、結果として薬も減るようになります。

 

その4笑顔が素敵になる

その心は;一昔前は「恍惚の人」などと言われたように、なにか憑き物が取れたような、わだかまりが消えたような、現世の苦しみから解き放たれたような、そんな感じを受けます。たまにのぞかせる満点の笑顔に遭遇することでしょう。

※認知症になると、なにもかもおしましだという風潮がありますが、見方をかえれば、老いの一部として受け入れ、上手に付き合っていけると思います。

認知能力の落ちた高齢者とうまく接せるための5か条

1:年長者への敬意を示す
2:ゆったりした時間を共有する
3:彼らの認知機能を試さない
4:好きな事、できる仕事をしてもらう
5;情動的コミュニケーション

大井 玄先生の本からの抜粋です。言葉のつながりではなく温かい感情で安心感を持たせてあげればよいのですね。

 

認知症の効能

2014年11月03日

その1;こだわりが消える

その心は; 私は絶対に呆けたくない、寝たきりになりたくない、などのこだわりから解放され、「老い」を心配しなくなります。

 

その2一人でいても飽きない

その心は; 周囲に無関心になるので、自分の世界に入っていることが多くなります。一人で1日中忙しく誰かと会話したり、仕事したり。しかし逆に関心を引きたくていろんなことをしでかすことがあります。

その3苦痛が軽減される

その心は;認知症になると、体に対しての過度の関心が薄くなり、痛み、不安などが軽減される傾向があります。そのことから通院をする必要がなくなり、結果として薬も減るようになります。

 

その4笑顔が素敵になる

その心は;一昔前は「恍惚の人」などと言われたように、なにか憑き物が取れたような、わだかまりが消えたような、現世の苦しみから解き放たれたような、そんな感じを受けます。たまにのぞかせる満点の笑顔に遭遇することでしょう。

 

認知症になると、なにもかもおしましだという風潮がありますが、見方をかえれば、老いの一部として受け入れ、上手に付き合っていけると思います。

 

身体と頭のバランスが一番大切です。身体が元気で頭の回転が鈍ると「呆け」が目立つようになります。身体が鈍ってきているのに頭の回転が良いと老いを受け入れられずに「うつ」になったり、気がおかしくなったりしてしまう人もいます。極端に呆ける事を恐れずに、体の衰えとともに上手に少しずつ呆ける方が良いかと今は考えています。

 

 

2012年7月号「認知症」

2012年07月24日

その1;こだわりが消える

その心は; 私は絶対に呆けたくない、寝たきりになりたくない、などのこだわりから解放され、「老い」を心配しなくなります。

 

その2一人でいても飽きない

その心は; 周囲に無関心になるので、自分の世界に入っていることが多くなります。一人で1日中忙しく誰かと会話したり、仕事したり、しかし逆に関心を引きたくていろんなことをしでかすことはあります。

その3苦痛が軽減される

その心は;認知症になると、体に対しての関心も薄くなり、痛み、不安などが軽減される傾向があります。そのことから通院しなくなり、薬も減るようになります。

 

その4笑顔が素敵になる

その心は;一昔前は「恍惚の人」などと言われたように、なにか憑き物が晴れたような、わだかまりが消えたような、現世の苦しみから解き放たれたような、そんな感じを受けたものです。たまにのぞかせる満点の笑顔に遭遇することでしょう。

 

認知症になると、なにもかもおしましだという風潮がありますが、見方をかえれば、老いの一部として受け入れ、上手に付き合っていけると思います。

 

院長のひとり言

自分の親、じいちゃん、ばあちゃんが辻褄の合わないことを言い出したら、誰もいないのにぶつぶつ言い出したら、「違うでしょ、こうでしょ」とか「誰もいないじゃないか」とかついつい説教しがちです。しかしその説教はむなしいかな、彼らには届きません。逆に叱られたという負の感情のみが残ります。「うん、そうだね」と静かに寄り添って、その場がなごむ雰囲気を作りたいものです。