市川の夏

2013年08月01日

市川市の上田医院付属有料老人ホーム「我が家中国分」では今日もゆったりとした時間が流れています。

池の魚も、風の音も、木々で遊ぶ鳥たちも、夏のじっとりした空気の中で相変わらずです。

入居者様のご家族も、ご近所の方も、全っく関係ない方も、大歓迎です。

ゆったりとした時間の老人ホームにいつでもお茶しに来てくださいね。お待ちしております。

 

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納涼会

2013年06月28日

今年も市川おいどんで納涼会を行いました!

今回の出席者は70人でした。

上田医院、訪問看護ステーションすみれ、ケアプランすみれ、デイケアすみれ、デイサービスすみれ、ヘルパーすみれ、福祉用具すみれ、有料老人ホーム我が家中国分と8事業所のスタッフが一度に集まる年2回の飲み会です。

写真に入りきらなかったスタッフのみなさんごめんなさい。次回は真ん中で写ってくださいね!

 

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スシロー(有料老人ホーム 我が家イベント)

2013年06月25日

6月25日(火) 市川市の上田医院付属、住宅型有料老人ホーム 我が家中国分で、スシロー食べ放題ツアーを行いました。

いつもの食事も美味しいと評判ですが、たまには外食も良いですよね!

これからも毎週イベントを企画していろんなたくさんの笑顔と楽しい思い出を増やしていきたいなと思います。

ご家族の方からのリクエストも、イベントご参加もお待ちしております!!

水元公園(有料老人ホーム 我が家イベント)

2013年06月20日

市川とは思えないほどの自然につつまれた環境の老人ホーム「我が家 中国分」では、最近、毎日のようにお庭の池に、かもが遊びに来てくれます。畑では野菜が収穫できるようになり、季節を感じる今日この頃です。

さて、バーベキュー大会や恒例の誕生日会などのイベントに続いて、今回は希望者で水元公園へ菖蒲を見に行きました。みんなでワイワイ車に乗って出かけるのは遠足みたいでわくわくします。

あいにくのお天気でしたが、綺麗な菖蒲もたっぷり堪能出来ました。でも、それより一番楽しかったのは、わくわくしながらがたがた揺られて行くドライブだったかな(笑)。

またいろいろなイベントを企画していく予定なので、報告しますね!

 

我が家デザイナーが雑誌に!

2013年06月17日

 

我が家中国分 の インテリアデザイン を担当してくれた 小市康弘氏が

「ペン 2013-06-15 発売号 (7/1号)」に取材されました!

我が家中国分の事は載っていませんが、ちょっと嬉しいです!

内覧会は随時開催中ですので、素敵な「我が家」も覗きに来てくださいね!

 

 

 

最期の「いたい」

2013年06月15日

上田医院は市川市で在宅での看取りをしています

 

「お父さんが痛いからずっとさすってくれって言うんですけど、、、」

ある日患者様の娘さんから夜中に電話がありました。

痛みなら薬でかなりコントロールすることは出来ますが、きっと寝てしまうでしょう。この時の患者様の状態から診ると、「痛い」より、娘と一緒に「いたい」傍にいて欲しいという風に聞こえました。そして薬はあえて使いませんでした。

 

そして一晩、娘は寝ずにお父さんをさすってあげました。

そして翌朝、お父さんは眠るように他界しました。

 

娘は、お父さんの「痛い」は「一緒にいたい」だったと思う。「最後に一番してほしいこと」をしてあげることが出来て良かった。

もう2度と「いたい」と言えなくなったお父さんの隣で泣きながら話してくれました。

 

ご冥福をお祈りいたします。

がん放置療法から見えてきたこと

2013年06月13日

近藤誠先生(慶応大学医学部放射線科講師)の「がん放置療法から見えてきたこと」という講義を日本赤十字看護大学で聞いてきました。

手術や抗がん剤の積極的な治療に対して、放射線や鎮痛剤などの身体に負担の少ない温存療法という手法があります。温存療法をざっくり「放置療法」と言っているようでした。

講義の中で印象的だったのは、

①がんには本物の「がん」と転移せず心配のない「がんもどき」がある

②がん検診はする必要がない。(本物のがんなら、検査で発見した時点ですでに、検査ではわからない小さながん細胞が転移しているはず)

③がんもどきは「治療の必要はない」本物のがんなら「治療しても無駄」

結論:がんは検査をしないほうが良い!症状が出てきたら病院に行って、温存療法を含む緩和ケア!

詳細は近藤誠先生の単行本「がん放置療法のすすめ」を参考にしてくださいね

 

※緩和ケアとは、

  • 痛みやその他の苦痛な症状から解放する。
  • 生命(人生)を尊重し、死ぬことをごく自然な過程であると認める。
  • 死を早めたり、引き延ばしたりしない。
  • 患者のためにケアの心理的、霊的側面を統合する。
  • 死を迎えるまで患者が人生をできる限り積極的に生きてゆけるように支える
  • 患者の家族が、患者が病気のさなかや死別後に、生活に適応できるように支える
  • 患者と家族のニーズを満たすためにチームアプローチを適用し、必要とあらば死別後の家族らのカウンセリングも行う。
  • QOL(人生の質、生活の質)を高めて、病気の過程に良い影響を与える。
  • 病気の早い段階にも適用する。延命を目指すそのほかの治療(例えば化学療法放射線療法など)を行っている段階でも、それに加えて行ってよいものである。臨床上の様々な困難をより深く理解し管理するために必要な調査を含んでいる。

 

質か量か

2013年06月06日

病院で点滴だけで8か月長生きした方がいました。

自宅に居たら一か月だったかなと。

しかし奥さんと過ごせた時期は1か月減りました。

 

病院では無理な事

2013年05月12日

上田医院は市川市にある在宅支援診療所です。ここでは、在宅での看取りをしています。最後を白い病室でなく、住み慣れた自宅でと思う方の支援をしています。

慢性呼吸不全(肺病)で、経口接収不可能(口から食べれない)と判断され、経鼻胃管(鼻から胃まで管を通し栄養を入れる方法)で「最後は自宅で」と入院先から帰宅してきました。経鼻胃管を嫌がるので病室では手にミトンをはめられ管を抜かないように抑制されていました。

そこで、まず自宅では思い切ってミトンと経鼻胃管をはずしました。そしてゆっくりと口から食べるよう指導していきました。久しぶりの「食べ物」を嬉しそうに、幸せそうに味わっていました。そこから生きる力も湧いてきて会話も出来るようにまでなりました。ご家族は、入院してた時には想像できなかった姿だと感動してくれました。

退院して1か月、余命通り他界しましたが、最期に自宅で人間らしく、自分らしく過ごした時間はこれからも残されたご家族にとって素敵な思い出として残ると思います。

ご冥福をお祈りいたします。

老人ホーム「我が家」での過ごし方

2013年04月15日

4/8~入居が始まり1週間が経ちました

ここの(市川市 上田医院 付属)有料老人ホーム「我が家 中国分」に来るまで、車いすで移動してた方は、お1人で行きたいところへ行けず、ヘルパーさんに移動してもらってました。そこで早速「いざりばい」をリハビリスタッフと練習しました。まだ部屋まで30分位かかりますが、ご自分で移動できるという素晴らしい自由を思い出してくれたと思います。

認知症がひどく食べ物や空腹の認識がなく自力での食事摂取は無理。食事介助必要。という前情報の方も、医師の指導の下、適度な空腹感より、手を口に持っていく動作が見られてきました。無意識に食べさせられる事より、お腹が空いたから食べる、食べる幸せを思い出してほしいです。

支持が全く入らない、嚥下機能低下で食事全介助の前情報の方も、看護師が食事内容を見直し、ゆっくり食べる、ゆっくり話を聞くことで、何が食べたいか言えるようになり、さらにご自分の手で食べる事を練習できています。次は「なす」次は「ごはん」と意志表示をする。それをご自分で食べる。これは会話なく食べさせられてしまうのとは全く違います。


ご本人様のペースでゆっくりと自由に自分で出来る事をして生きていただく。

老人ホーム「我が家中国分」のスタッフが出来る事は、そっと傍で見守ること。

ご本人様の出来る事を奪ってしまわないように、意思、意欲、自立、を大切に、でしゃばらず、やりすぎず、受容の心で寄り添っていきたいと思っています。頑張りま~す!