老衰

2013年08月30日

93歳の父が、最近急に食べなくなり歩けなくなってきました。と心配した家族から当院に往診の相談がありました。

急いで往診しましたが異常は見当たりません。そこで「老衰ですね。このままお家で最期の時を待ちましょう」とお話ししました。

とても素敵な方でした。孫にも子供たちにも慕われていました。孫が小さいころ、誰がおじいちゃんの隣で寝るか、喧嘩になっていたそうです。そして、おじいちゃんが最期だと知り、また孫たちはおじいちゃんの隣で順番に寝たそうです。

往診の依頼から10日目の朝も、孫2人にかかえられてトイレに行けました。そしてその夜静かに召されました。とても幸せそうに見えました。

ご冥福をお祈りいたします。

 

※ご自宅で最期を看取る場合は、必ず主治医(往診医)が必要です。主治医がいないと、事件性がないか遺体解剖をしたり、保険金やありばいなど警察から事情聴取されることがあります。


<看護師求人のお知らせ>自宅看取りに共感できる看護師さん募集しております

看護師求人

2013年08月15日

新しい訪問看護師さんが、月曜から金曜まで毎日午前中来てくれることになりました

けれど、妊娠したため、一人お休みに入ることも決まりました。

 

車通勤可、子連れ出勤可、社会保険完備です

ブランクありで自信のない方も簡単なお仕事からあります

ターミナルなどのエキスパートを目指している方には、直接医師の指導が受けられます

Wワークでちょこっと地域医療に関わりたい方も宿直で稼ぎたい方も

ぜひぜひお待ちしております

もしお知り合いにいらっしゃいましたら、お声をかけてくださいませ

よろしくお願いいたします

市川の夏

2013年08月01日

市川市の上田医院付属有料老人ホーム「我が家中国分」では今日もゆったりとした時間が流れています。

池の魚も、風の音も、木々で遊ぶ鳥たちも、夏のじっとりした空気の中で相変わらずです。

入居者様のご家族も、ご近所の方も、全っく関係ない方も、大歓迎です。

ゆったりとした時間の老人ホームにいつでもお茶しに来てくださいね。お待ちしております。

 

<看護師求人のお知らせ>自宅看取りに共感できる看護師さん募集しております

納涼会

2013年06月28日

今年も市川おいどんで納涼会を行いました!

今回の出席者は70人でした。

上田医院、訪問看護ステーションすみれ、ケアプランすみれ、デイケアすみれ、デイサービスすみれ、ヘルパーすみれ、福祉用具すみれ、有料老人ホーム我が家中国分と8事業所のスタッフが一度に集まる年2回の飲み会です。

写真に入りきらなかったスタッフのみなさんごめんなさい。次回は真ん中で写ってくださいね!

 

<看護師求人のお知らせ>自宅看取りに共感できる看護師さん募集しております

スシロー(有料老人ホーム 我が家イベント)

2013年06月25日

6月25日(火) 市川市の上田医院付属、住宅型有料老人ホーム 我が家中国分で、スシロー食べ放題ツアーを行いました。

いつもの食事も美味しいと評判ですが、たまには外食も良いですよね!

これからも毎週イベントを企画していろんなたくさんの笑顔と楽しい思い出を増やしていきたいなと思います。

ご家族の方からのリクエストも、イベントご参加もお待ちしております!!

水元公園(有料老人ホーム 我が家イベント)

2013年06月20日

市川とは思えないほどの自然につつまれた環境の老人ホーム「我が家 中国分」では、最近、毎日のようにお庭の池に、かもが遊びに来てくれます。畑では野菜が収穫できるようになり、季節を感じる今日この頃です。

さて、バーベキュー大会や恒例の誕生日会などのイベントに続いて、今回は希望者で水元公園へ菖蒲を見に行きました。みんなでワイワイ車に乗って出かけるのは遠足みたいでわくわくします。

あいにくのお天気でしたが、綺麗な菖蒲もたっぷり堪能出来ました。でも、それより一番楽しかったのは、わくわくしながらがたがた揺られて行くドライブだったかな(笑)。

またいろいろなイベントを企画していく予定なので、報告しますね!

 

我が家デザイナーが雑誌に!

2013年06月17日

 

我が家中国分 の インテリアデザイン を担当してくれた 小市康弘氏が

「ペン 2013-06-15 発売号 (7/1号)」に取材されました!

我が家中国分の事は載っていませんが、ちょっと嬉しいです!

内覧会は随時開催中ですので、素敵な「我が家」も覗きに来てくださいね!

 

 

 

最期の「いたい」

2013年06月15日

上田医院は市川市で在宅での看取りをしています

 

「お父さんが痛いからずっとさすってくれって言うんですけど、、、」

ある日患者様の娘さんから夜中に電話がありました。

痛みなら薬でかなりコントロールすることは出来ますが、きっと寝てしまうでしょう。この時の患者様の状態から診ると、「痛い」より、娘と一緒に「いたい」傍にいて欲しいという風に聞こえました。そして薬はあえて使いませんでした。

 

そして一晩、娘は寝ずにお父さんをさすってあげました。

そして翌朝、お父さんは眠るように他界しました。

 

娘は、お父さんの「痛い」は「一緒にいたい」だったと思う。「最後に一番してほしいこと」をしてあげることが出来て良かった。

もう2度と「いたい」と言えなくなったお父さんの隣で泣きながら話してくれました。

 

ご冥福をお祈りいたします。

がん放置療法から見えてきたこと

2013年06月13日

近藤誠先生(慶応大学医学部放射線科講師)の「がん放置療法から見えてきたこと」という講義を日本赤十字看護大学で聞いてきました。

手術や抗がん剤の積極的な治療に対して、放射線や鎮痛剤などの身体に負担の少ない温存療法という手法があります。温存療法をざっくり「放置療法」と言っているようでした。

講義の中で印象的だったのは、

①がんには本物の「がん」と転移せず心配のない「がんもどき」がある

②がん検診はする必要がない。(本物のがんなら、検査で発見した時点ですでに、検査ではわからない小さながん細胞が転移しているはず)

③がんもどきは「治療の必要はない」本物のがんなら「治療しても無駄」

結論:がんは検査をしないほうが良い!症状が出てきたら病院に行って、温存療法を含む緩和ケア!

詳細は近藤誠先生の単行本「がん放置療法のすすめ」を参考にしてくださいね

 

※緩和ケアとは、

  • 痛みやその他の苦痛な症状から解放する。
  • 生命(人生)を尊重し、死ぬことをごく自然な過程であると認める。
  • 死を早めたり、引き延ばしたりしない。
  • 患者のためにケアの心理的、霊的側面を統合する。
  • 死を迎えるまで患者が人生をできる限り積極的に生きてゆけるように支える
  • 患者の家族が、患者が病気のさなかや死別後に、生活に適応できるように支える
  • 患者と家族のニーズを満たすためにチームアプローチを適用し、必要とあらば死別後の家族らのカウンセリングも行う。
  • QOL(人生の質、生活の質)を高めて、病気の過程に良い影響を与える。
  • 病気の早い段階にも適用する。延命を目指すそのほかの治療(例えば化学療法放射線療法など)を行っている段階でも、それに加えて行ってよいものである。臨床上の様々な困難をより深く理解し管理するために必要な調査を含んでいる。

 

質か量か

2013年06月06日

病院で点滴だけで8か月長生きした方がいました。

自宅に居たら一か月だったかなと。

しかし奥さんと過ごせた時期は1か月減りました。