診療時間:9:00 〜 13:00 / 14:00 〜 18:00 休診日:土午後・日・祝日
047-372-1141
千葉県市川市中国分2-11-6
047-372-1141
オンライン診療 WEB予約オンライン診療 LINE予約

ハート通信(Web版)

HEART COLUMN

花粉症についての一考察

質問;花粉症は昔からあった病気ですか?

答え;日本で花粉症が問題になり始めたのは1960年代からです。それ以前はほとんど報告がありませんでした。つまり、人類の長い歴史から見れば、ごく最近の現象です。杉の木は昔からあったのに、なぜ今になって?と思いませんか。

質問;なぜ花粉症の人が増えたのですか?

答え;戦後に大量に植えた杉が成長して花粉量が増えたことは事実です。しかしそれだけでは説明がつきません。食生活の変化、衛生環境の過度な改善、腸内環境の変化、化学物質への暴露——さまざまな要因が重なって、私たちの免疫が過敏に反応するようになったと考えられています。花粉が悪いのではなく、身体の側が変わったのです。

質問;花粉症の薬は飲んだほうがいいですか?

答え;症状がつらくて日常生活に支障があるなら、抗ヒスタミン薬や点鼻薬を使うのは合理的な選択です。ただ、薬は症状を抑えるだけで、花粉症を治しているわけではありません。「薬を飲んでいれば大丈夫」という安心感に頼りすぎず、生活全体を見直すことも大切です。

質問;根本的に治す方法はありますか?

答え;舌下免疫療法という治療法があります。数年かけて花粉の成分を少量ずつ身体に慣れさせるもので、一定の効果が報告されています。ただし全員に効くわけではなく、根気が必要です。当院でもご相談いただけますので、気になる方はお気軽にお電話ください。

質問;日常生活で気をつけることは?

答え;基本的なことですが——外出時のマスク、帰宅後の洗顔とうがい、室内の換気と掃除。それから意外と見落とされがちなのが睡眠と食事です。腸内環境を整えることが免疫の安定につながるという研究もあります。発酵食品や食物繊維を意識的に摂ることをお勧めします。

院長 上田聡の似顔絵

院長のひとり言

花粉症の患者さんが毎年春になると「先生、今年もダメです」とおっしゃる。もう何十年も同じことを繰り返している。私はいつも思うのです——花粉は自然界にとって必要なものだ。杉も檜も子孫を残すために花粉を飛ばしている。それに対して人間だけが「アレルギー」と騒いでいる。もしかすると、花粉が悪いのではなく、私たちの暮らし方が自然から離れすぎたのかもしれません。

とはいえ、目の前の患者さんの辛さは本物です。まずは今の症状を楽にして、そのうえで長い目で体質を整えていく。そういう医療をしていきたいと思っています。花粉症でお困りの方は、当院でもアレルギーの診療を行っていますので、お気軽にご相談ください。オンライン診療でも花粉症のお薬の処方は可能です。

人生100年時代のリアル

例えば;95歳男性、背中は90度に曲がっている。昔は体操選手、80歳台で大車輪ができる程の体力自慢だったが。 現実;「長生きなんてするものじゃないね」「しんどい」が口癖だ。 例えば;102歳男性、食事の時なんとかリビングに行って食事するが、それ以外はベッドで寝ている。 現実;長生きの秘訣は?「特にない」と言っている。趣味の読書や音楽鑑賞への興味は卒業。年齢を聞いても「?」。達観しているといえばそ……

続きを読む →

インフルエンザについての一考察

質問;熱が出た時インフルエンザの簡易検査をする理由は? 答え:理由1 薬が使える。  理由2 学校が欠席にならない、公休になる 会社を休める 理由3 とりあえず知りたい 質問;インフルエンザだと抗インフルエンザ薬が使えます。 答え;抗インフル薬は。総じて熱を0.7日早く下げる可能性があるだけです。逆にウイルスが身体から出にくくなります。さらには身体にインフルに罹ったという免疫がつき難くなります。……

続きを読む →

専門医療から全人的医療へ

質問;全人的医療とは何ですか? 答え;病気だけでなく、その人そのもの、全体を診る。社会環境、生活から、価値観に至るまで見渡して施される医療の考え方です。 提供される医療は、西洋、東洋、代替療法、などいろいろ組み合わせ可能、さらに 病気だけを診るのではなく、社会環境、生活から、価値観までも見据えた全人間的な視点が必要になります。 質問;各分野の専門医療をすべて注ぎ込めばよいのでは? 答え;専門医療……

続きを読む →

老人ホームに入るきっかけ

パターン1;本人が老人ホームに入りたいと考えた時 想像;この場合、健常者が入るホームが多いですね。食事が出て、趣味のクラブがあって、健康相談や医療設備が併設されているところもありますね。仲間も増えます。 注意点;介護が必要になった、認知症が目立ってきた場合には、介護棟という別棟の施設に移動するケースが多いです。健常時のホームがどんなに豪華絢爛でも介護棟は普通の老人ホームです。しかも仲間とはお別れで……

続きを読む →

施設における感染対策の効果

水際対策;面会時間の制限など 効果;当施設では面会制限は行わなかった。家族等の面会は以前よりは自粛の要素があり減ったが、感染の蔓延が続くとか、感染者が他の施設と比べて多いということはなかった。 隔離政策;感染者に対しスタッフは防護服などを着用。非感染者も室内に隔離。常に食事時は黙食、ついたて、等で隔離。 効果;当施設ではマスクの着用(任意)のみを行った。一時期最大で4,5人の発熱者(44人中)が……

続きを読む →

プラセボ効果とは

質問 ;プラセボ効果 とはなんですか? 答え ;自然治癒力に作用するある種の精神的な力です。 質問; 具体的にはどんな力ですか? 答え; 例えば、痛みに対して「これは効く薬ですよ」と小麦粉の丸薬を渡すと3割ぐらいの患者さんは本当に痛みが軽くなってしまうということがあります。これを薬のプラセボ効果といいます。他には、信頼している医師に治療してもらうと治りが早いなどもプラセボ効果のひとつです。 質……

続きを読む →

軸を患者さん、利用者さんに

質問;病院に行くと毎回検査をしますが私の病気のためには必要なのですか? 答え;必要な場合も当然ありますが、病院の利益のために検査している側面も目立ちますね。 質問;介護業界はどうですか? 答え;介護業界は株式会社が中心です。効率よく利益を最大限上げるのが仕事です。人間らしい側面、例えば、世間話をする、わがままを聞く、などの行為は非効率となり無駄になります。 質問;患者さん、利用者さんの事を考え……

続きを読む →

「健康情報」 についての一考察

質問;気になる症状をグーグル先生に訊くと、「自分の症状は●●病かもしれない」「もし○○病になったら大変だ」と不安になります 答え;ネット情報は一番危ない病気に誘導される恐れがあります。気が狂いそうになりますね。また病気の事を知れば知るほど不安が募るという皮肉な状態になりますね。 質問;健康診断を毎年受けても不安です。半年に一度と増やしたほうが良いでしょうか? 答え;健診の回数を増やせば寿命が延び……

続きを読む →

「痛み」 についての一考察

質問;抽象的な質問ですが「痛み」とはなんですか? 答え;「痛み」とは人間の持つ「知覚」の一つです。この知覚の意味は大きく分けて二つあります。 1:危険を察知し、それ以上母体に損害を被らないために送る脳からの指令 手で木に触りとげに刺さって「イター」となって手を引っ込める・・・・等 2:被った損傷を治すための物質を傷口に送る掛け声的な要素 痛みを感じなければ傷口に修理物質が集まらない。糖尿病の人で知……

続きを読む →