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2012年1月号「老衰」

監修:上田聡 医師|日本循環器学会会員
公開日:2012年1月24日 / 医師監修日:2012年1月

質問;老衰(ろうすい)(年をとると)食欲がなくなりますか?

答え;老衰とは歳をとり自然に衰えていく状態です。老衰すると若い時のような食欲もなくなり、食べる量も減っていきます。次第に体力も衰えたり、痩せたりして、病気にもなりやすくなります。さらに、根本的な体力がなくなるので、治る事も厳しくなります。

質問;食欲がないのは病気だと思っていました。病気でなくても食欲がなくなるのですか?

答え;もし胃の病気なら、食べると痛いとか、食べたいけど食べると吐く、という訴えになります。しかし、老衰してくると食欲がなくなるのは自然な事です。

質問;無理に食べさせると少しは元気になりますか?

答え;ある程度体力を維持できるかもしれません。しかし吐いて誤嚥して肺炎になる可能性が高まります。

質問;老衰となったら家族はどうすればよいですか?

答え;病気ではなく老衰のための食不振の場合に「がんばれ、食え」は本人にとって苦痛だと思います。残り少ない時を一緒に過ごし、思い出話などが出来れば素敵ですね。

院長 上田聡の似顔絵院長のひとり言

ある毎日痛くて苦痛を訴えていた患者様のお話です。「夢で見知らぬ人から「あなたの病気はなおらないのよ、あの世もいいところだよ」」と優しく言われたそうです。その日を境に重苦しさが取れ、自分を達観するようになり、周りの人たちへの感謝の念が沸き起こってきたそうです。これを悟りというものかと。やすく待ちつつ(心穏やかに時を待って)今日を暮らしてください。

ブログ著者・監修者
上田医院 院長 上田聡
上田 聡うえだ そう
医療法人社団八心会 上田医院 院長/臨床経験30年以上
国立山形大学医学部卒業。自治医科大学循環器内科、榊原記念病院、千葉県循環器病センター医長などを経て、現職。市川市中国分にて外来診療・訪問診療・在宅緩和ケアに従事。
臨床実績担当患者数 1万人超/集中治療室担当 700例以上/カテーテル治療 500例以上/カテーテル検査 2,000例以上/在宅看取り 5,000人近く
専門領域循環器科、緩和ケア、訪問診療、在宅医療
所属日本循環器学会会員
著書「在宅医療のリアル」(幻冬舎)
メディア市川うららFM 健康番組レギュラー出演中
施設指定機能強化型在宅療養支援診療所/在宅緩和ケア充実診療所
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