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延命

監修:上田聡 医師|日本循環器学会会員
公開日:2014年12月3日 / 医師監修日:2014年12月

質問;息も心臓も止まっています。人工呼吸、心臓マッサージをしますか?

答え;この問いに「ハイ」とお願いする場合は最近めったに見られません。無意味な延命行為と考える方が増えました。

質問;口から食べることが出来ません。胃に直接管(胃ろう)を入れて延命しますか?

答え;多くの方が迷うところです。胃に管をいれて栄養をそこから入れれば長生きができます。これは明らかな延命行為です。

質問;水も飲まなくなりました。点滴して欲しいのですが?

答え;多くの方が迷うところです。点滴ぐらいならと…。しかしご自身の意志で点滴を希望されるというよりは家族が希望されることがほとんどです。これも延命行為では?

質問;口から食べることが出来なくなりましたが、僅かの水と栄養ですごさせたいのですが?

答え;結構です。老衰は徐々に食欲がなくなり眠るように最期を迎えます。こういう形がいちばん自然に近い、自分の身体と意志で自分の運命を決められるからです。

質問;ぴんぴんころりが理想なので、延命はしたくありません。

答え;延命はしたくないというのが一般的に多くの方希望しているようです。そのことを主治医にきちんと伝える事が必要です。

院長 上田聡の似顔絵

ぴんぴんころりというのが理想だと世間では喧伝されているようだ。現場でころりと逝ってしまうと何が起こるか。まず家族がびっくりして救急車を呼ぶ。本当に逝ってしまっていると救急隊が判断すると警察を呼ぶ。警察が来るとその家族が容疑者となる。次々に質問、いや尋問が始まる。「そのとき何をしていましたか」と疑いのまなざしが来る。これを経験すると大変不愉快なことになるのだ。また突然の喪失感でしばらく立ち直れない。その点では癌などはゆっくり最期を迎えられるので人生整理が可能です。

当院では、通院が難しくなった方のご自宅での療養を支えています。訪問診療・在宅医療在宅緩和ケア・看取りについて、まずはお気軽にご相談ください(TEL 047-372-1141)。

ブログ著者・監修者
上田医院 院長 上田聡
上田 聡うえだ そう
医療法人社団八心会 上田医院 院長/臨床経験30年以上
国立山形大学医学部卒業。自治医科大学循環器内科、榊原記念病院、千葉県循環器病センター医長などを経て、現職。市川市中国分にて外来診療・訪問診療・在宅緩和ケアに従事。
臨床実績担当患者数 1万人超/集中治療室担当 700例以上/カテーテル治療 500例以上/カテーテル検査 2,000例以上/在宅看取り 5,000人近く
専門領域循環器科、緩和ケア、訪問診療、在宅医療
所属日本循環器学会会員
著書「在宅医療のリアル」(幻冬舎)
メディア市川うららFM 健康番組レギュラー出演中
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