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家族の気持ちと一般的な施設の対応

監修:上田聡 医師|日本循環器学会会員
公開日:2016年5月25日 / 医師監修日:2016年5月

家族;転んで骨折するのが心配です。

施設;転ばないように立とうとすると座らせるように指示します。ベッドにもセンサーをつけて動いたらすぐに飛んでいき動かないように指示します。騒ぐようなら更なる拘束をします。

本人;見張られず、いちいち支持されず、自由に好きな時に好きなように歩いたりしたいのに…

家族;きちんと栄養管理をしてください。病気があるし痩せるのも心配です。

施設;はい、病院で出てくるような味の薄い塩分調整した食事をきちんと完食するまで無理やり詰め込みます。

本人;もう年なのだから美味しいものを好きなだけ好きな時間に食べたい・・。

家族;徘徊が心配なので施設の玄関にオートロックをつけてくささい。

施設;外に出ないように拘束します。部屋から出ないようにも監視します。

本人:以前のように外出したい。一人で自由にしていたい。

我が家中国分ではできるだけ本人の気持ちを優先し、家族と話し合い、本人にストレスの少ない介護を目指していきたいと思います。

院長 上田聡の似顔絵認知機能の落ちた高齢者への施設でのコール対応はどうするのか。「さみしいから」「ボタンを押すと人が来るから面白い(かどうかは不明であるが)」または理不尽と思える要求でボタンを押すこともある。全部受け身で対応することが良いとは限らない。本当は、コールに頼らないで済むような真のおもてなしの心(察する気持ち)が求められているのではと思います。難しい問題です。

ブログ著者・監修者
上田医院 院長 上田聡
上田 聡うえだ そう
医療法人社団八心会 上田医院 院長/臨床経験30年以上
国立山形大学医学部卒業。自治医科大学循環器内科、榊原記念病院、千葉県循環器病センター医長などを経て、現職。市川市中国分にて外来診療・訪問診療・在宅緩和ケアに従事。
臨床実績担当患者数 1万人超/集中治療室担当 700例以上/カテーテル治療 500例以上/カテーテル検査 2,000例以上/在宅看取り 5,000人近く
専門領域循環器科、緩和ケア、訪問診療、在宅医療
所属日本循環器学会会員
著書「在宅医療のリアル」(幻冬舎)
メディア市川うららFM 健康番組レギュラー出演中
施設指定機能強化型在宅療養支援診療所/在宅緩和ケア充実診療所
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