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終末期の過ごし方

監修:上田聡 医師|日本循環器学会会員
公開日:2017年7月7日 / 医師監修日:2017年7月

質問;まだ諦めたくないので緩和ケアは早いと思います。

答え;緩和ケアとは「痛みなどを緩和する(やわらげる)等、日常生活を快適に過ごすための治療」を言います。しかし治療の見込みのない人が受ける医療ではなくまさに治療中からも必要な医療です。

質問;食事量が減ったので心配です。なんとか食べさせる方法は?

答え;体が終末期に入ると「食べない」のは「食べたくても食べることが出来ない」のではなく「体が少ない食事量しか欲しない、または食べる事を欲しない体になった」と理解すべきです。そして自分の体の肉を消費していきます(異化作用)。ご家族的には食べてほしいと願う気持ちは理解できます。しかし「食え、食え」の声掛けは本人を苦しめます。

質問;点滴していただけますか?脱水になるのでは?

答え;この時期の点滴には罪の方が大きいです。点滴の栄養は身体が受け付けないばかりか癌に取られます。水分は浮腫みとなって身体全身にたまっていき、体を苦しめます。

質問;痩せていくのが見ていて辛いです。

答え;世間的には負のイメージですが、人間は自然な状態で過ごせば最後は必ず脱水(枯れていく)になります。脱水になると眠くなり、苦痛も軽減させます。より自然に逝くことができます。

院長 上田聡の似顔絵

ほぼ毎日と言っていいほどに新聞の広告欄には「○○で癌は治る・・・」という本が載っています。なんとかして治りたい、治したい、いろんな事を試すのはいいと思います。ただ余りにもいろんな事にしがみつくと大切な事を見失う気がします。「大切な事?」って意外と平凡な日常生活であったり身近な人や物とのふれあいだったりするのです。

ブログ著者・監修者
上田医院 院長 上田聡
上田 聡うえだ そう
医療法人社団八心会 上田医院 院長/臨床経験30年以上
国立山形大学医学部卒業。自治医科大学循環器内科、榊原記念病院、千葉県循環器病センター医長などを経て、現職。市川市中国分にて外来診療・訪問診療・在宅緩和ケアに従事。
臨床実績担当患者数 1万人超/集中治療室担当 700例以上/カテーテル治療 500例以上/カテーテル検査 2,000例以上/在宅看取り 5,000人近く
専門領域循環器科、緩和ケア、訪問診療、在宅医療
所属日本循環器学会会員
著書「在宅医療のリアル」(幻冬舎)
メディア市川うららFM 健康番組レギュラー出演中
施設指定機能強化型在宅療養支援診療所/在宅緩和ケア充実診療所
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