診療時間:9:00 〜 13:00 / 14:00 〜 18:00 休診日:土午後・日・祝日
047-372-1141
千葉県市川市中国分2-11-6
047-372-1141
オンライン診療 WEB予約オンライン診療 LINE予約

認知症患者さんに対して、してはいけないこと

監修:上田聡 医師|日本循環器学会会員
公開日:2021年4月9日 / 医師監修日:2021年4月

その1;「ダメ」と言ってはいけない。

答え;例えば今まで自由に歩いていたのに、危ないから歩いては「ダメ」と言われ強制的に座らせられる。自分がしたいと思うことを理由も解らず全否定されている気分になります。

その2;できない、できなかった事を強調する。「なんでそんなこともできないの」とか「さっきいったでしょ」など。

答え;自分としては(認知症の人、本人)なんにも悪いことしていないのに一方的に怒られている感じになる。そして萎縮するか、怒りとして現れます。

その3;時間割を押しつける。

答え;高齢者にも当てはまりますが、認知症、高齢の方には生活リズムを維持するため、自分なりのペースがあります。それは非常にゆっくりです。そのペースを乱されると混乱し、頭の中が真っ白になります。出来ることも出来なくなります。

その4;語りかけずほっておく。

答え;一人暮らしの方はいたし方ないと思いますが、皆がいる中で、語りかけをしないと疎外感が増し認知症症状が進行します。大変だとは思いますがなるべく語りかけ、そして話す内容は過去の思いで話が最高だと思います。

院長 上田聡の似顔絵

院長のひとり言

こぼれ落ちていく記憶、自分が何をしていたのかも解らなくなっていく恐怖、これが認知症の方の基礎にある不安感です。自宅に居れば、自分の生きてきた軌跡がいっぱいあるのでよいのですが、施設や、新しい環境になってしまうとそれもなくなり、不安が増します。「わたし、どうすればよいの」と表現されることが多くなります。「大丈夫、このままでよいよ」と暖かい眼差しで繰り返し伝えなくてはいけません。出来なくなったことを指摘して心の傷を広げないでほしいですね。

ブログ著者・監修者
上田医院 院長 上田聡
上田 聡うえだ そう
医療法人社団八心会 上田医院 院長/臨床経験30年以上
国立山形大学医学部卒業。自治医科大学循環器内科、榊原記念病院、千葉県循環器病センター医長などを経て、現職。市川市中国分にて外来診療・訪問診療・在宅緩和ケアに従事。
臨床実績担当患者数 1万人超/集中治療室担当 700例以上/カテーテル治療 500例以上/カテーテル検査 2,000例以上/在宅看取り 5,000人近く
専門領域循環器科、緩和ケア、訪問診療、在宅医療
所属日本循環器学会会員
著書「在宅医療のリアル」(幻冬舎)
メディア市川うららFM 健康番組レギュラー出演中
施設指定機能強化型在宅療養支援診療所/在宅緩和ケア充実診療所
→ 院長プロフィール詳細を見る