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理性(数字)は高齢者にとって必要か?

監修:上田聡 医師|日本循環器学会会員
公開日:2024年8月9日 / 医師監修日:2024年8月

質問;規則正しい生活をするのは良いことだと思いますが?

答え;自分の身体の声を聴いたうえでの規則正しい(時間通りの)生活は大切です。しかし例えば老人ホームなどでは、ホームが決めた時間通りに生活させられます。自分のリズムと異なると大変になります。

質問;1日の摂取カロリーを決めしっかり食べることはどうですか?

答え;例えば1日1200Kcalと決めたとして、いつか必ず、食べられなくなる時が来ます。ですから今から、決めた量を食べるのではなく、心地よく、おいしく食べられるだけ食べるという習慣に切り替えたほうが良いのです。

質問;血圧は健康の指標になりますか?

答え;なりません。高いから危険だと思われる方が多いですが、違います。落ち着けば大多数の人の血圧は下がります。さらに高齢の方で元気な方は血圧が高めの人が多いですね。

質問;健康診断ですべての数値が正常範囲内です。

答え;安心材料の一つにはなります。しかし長生きの指標にはなりません。数値が正常であるかよりも、おいしく食べられて、ちゃんと便が出て、気持ちが健やか、の指標を大切にしてください。

院長 上田聡の似顔絵

院長のひとり言

今の社会ってかなりの部分が数値化されています。学力は偏差値、運動能力も数値化、社会人生活では売り上げにどれだけ貢献したかで数値化、健康診断すればすべて平均に入らないといけない。ところで我々が機械と違うところ、心の部分はどうなのでしょう?心、気持ち、気分、は数値化できません。心がないがしろにされているから数値が良くても心地よくないのではないかと思う今日この頃です

ブログ著者・監修者
上田医院 院長 上田聡
上田 聡うえだ そう
医療法人社団八心会 上田医院 院長/臨床経験30年以上
国立山形大学医学部卒業。自治医科大学循環器内科、榊原記念病院、千葉県循環器病センター医長などを経て、現職。市川市中国分にて外来診療・訪問診療・在宅緩和ケアに従事。
臨床実績担当患者数 1万人超/集中治療室担当 700例以上/カテーテル治療 500例以上/カテーテル検査 2,000例以上/在宅看取り 5,000人近く
専門領域循環器科、緩和ケア、訪問診療、在宅医療
所属日本循環器学会会員
著書「在宅医療のリアル」(幻冬舎)
メディア市川うららFM 健康番組レギュラー出演中
施設指定機能強化型在宅療養支援診療所/在宅緩和ケア充実診療所
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