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老衰についての考察

監修:上田聡 医師|日本循環器学会会員
公開日:2026年2月1日 / 医師監修日:2026年2月

質問;老衰とはどういう状態の事を言いますか?

答え;身体の機能が全体的に低下し、「死」に向かう準備を始めることを言います。

質問;いつから始まりますか?

答え;体の機能は20歳をピークに成長し、それ以降は徐々に衰えていくと言われています。70歳前後までは老化を進ませない努力をしていくとは思いますが、残念ながら、いずれはすすみます。顕著に進むのが70歳後半ぐらいからですかね。かなり個人差はありますが。

質問;具体的な老衰の兆候はどんなものですか?

答え;大きく分けて以下のことが特徴です。
1;食べても太らない・・かえって痩せてくる。
2;周囲に無関心になる。
そして最期に近づいてくると、身体から要らないものを出していきます。多量の便や尿、その他身体に溜まっている不要物が出ていく。出ないと辛いです。

質問;苦しみますか?

答え;否:苦しみは感じないということが様々な研究により証明されています。実際我々は年間200人前後自宅でお看取りしていますが、ほとんどの人が自宅のベッドで穏やかに眠るように寿命を全うしています。寿命に逆らって延命させようとする行為は、本人を苦しめることが多いようです。

院長 上田聡の似顔絵

院長のひとり言

若い時は有り余るエネルギーを発し、周りを気にせず、突っ走って行く。だんだんエネルギーが減ってくると独りでは突っ走れず、周りと同調し助けてもらいながら動く。ゆっくり進むので周りが見えるようになる。そしていつか周りと同化する感じに包まれる。草に花に土に、周りの風景に。おそらく自分が老化し衰弱し消えていくという自然の営みって、太陽が昇って沈んでいくことと大差がないのかな。

当院では訪問診療在宅緩和ケア・看取りに力を入れています。ご自宅での最期の過ごし方やご家族の不安について、お気軽にご相談ください。

ブログ著者・監修者
上田医院 院長 上田聡
上田 聡うえだ そう
医療法人社団八心会 上田医院 院長/臨床経験30年以上
国立山形大学医学部卒業。自治医科大学循環器内科、榊原記念病院、千葉県循環器病センター医長などを経て、現職。市川市中国分にて外来診療・訪問診療・在宅緩和ケアに従事。
臨床実績担当患者数 1万人超/集中治療室担当 700例以上/カテーテル治療 500例以上/カテーテル検査 2,000例以上/在宅看取り 5,000人近く
専門領域循環器科、緩和ケア、訪問診療、在宅医療
所属日本循環器学会会員
著書「在宅医療のリアル」(幻冬舎)
メディア市川うららFM 健康番組レギュラー出演中
施設指定機能強化型在宅療養支援診療所/在宅緩和ケア充実診療所
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