DEMENTIA CARE
訪問診療全体の対象・費用・開始までの流れをまとめて確認したい方は、市川市の訪問診療・在宅医療の総合案内をご覧ください。
認知症は、年を重ねるなかで誰にでも起こりうる、老いの自然な過程のひとつです。できなくなったことを数えるのではなく、今もできること・その方が大切にしてきたことに目を向けながら、住み慣れた場所での暮らしを、医療と介護の両面からお支えします。
私たちは認知症を、必ずしも「治すべき病気」としてだけ捉えていません。年を重ねるなかで、誰にでも起こりうる自然な変化のひとつ——そう受け止めることから、向き合い方は変わってきます。
認知症のある方の多くは、以前は当たり前にできていたことができなくなっていく自分に、ご本人が一番気づいておられます。テストで「できないこと」を数えて指摘することは、その方の心を傷つけてしまうことがあります。私たちが何より大切にしているのは、今も続けられていること、その方が大切にしてきた習慣や好み、歩んでこられた人生そのものに目を向けることです。
そして認知症のケアで、私たちがいちばん大切にしているのが、できるだけ早い時期から関係を築いておくことです。認知症があると、新しい環境や知らない人に慣れることが、だんだん難しくなっていきます。症状が進んでから慌てて新しい医師や場所を探すのではなく、まだお元気なうちから、折にふれて自然に顔を合わせ、少しずつ関係を重ねておく。そうして築いた「顔なじみ」と「慣れた場所」が、状態が変わってからの暮らしを、確かに支えてくれます。
早くからつながっておくことには、もうひとつ大切な意味があります。一度ご縁ができれば、認知症が始まる前から、状態が変わっていくときも、その先の時間まで、できるだけ同じ場所で、同じ顔ぶれのまま関わり続けられるからです。途中で環境が大きく変わることは、認知症のある方にとって、想像以上に大きな負担になります。「変わらない」こと——それ自体が、何よりの安心になると私たちは考えています。
「家に帰りたい」「歩きたい」——そうした言葉の奥には、その方なりの理由や、昔暮らした家への思いが隠れていることがあります。行動を抑え込むよりも、その奥にある気持ちに耳を傾け、寄り添うこと。安全のためにすべてを管理してしまうと、その人らしさまで失われてしまうことがあります。私たちは、必要な見守りと、その方の自由とのあいだで、ちょうどよい関わり方を、ご家族と一緒に探していきます。
以下のようなご状況の方・ご家族から多くご相談をいただいています。「うちはどうなんだろう」と思ったら、まずはお気軽にお電話ください。
待合室での待機が難しい、診察中に混乱する、移動そのものがご負担になっている方。
落ち着かない、出かけようとする、同じことを何度も繰り返す——そうした行動の奥には、ご本人なりの理由や気持ちが隠れていることがあります。たとえば「家に帰りたい」という言葉に、昔暮らした家への思いがにじむことも。行動そのものを抑え込むより、その奥にある気持ちに目を向け、寄り添う。そうした関わり方を、ご家族にもお伝えしながら、グループ全体で大切にしています。
認知症のある方にとって、慣れた場所から知らない環境へ移ることは、大きな負担になります。八心会グループのデイサービスすみれは、体調が変わっても、できるだけ場所やスタッフを変えずに関わり続けられる体制を整えています。急な体調の変化には、上田医院が医療面で支えます。だからこそ、状態が進む前の早い段階から、環境の変わらない場所とつながっておくことをおすすめします。
ご家族の介護負担は、ご本人の生活の安定にも直結します。デイサービスやお泊まりの活用も含めて、一緒に考えます。
ケアマネージャーからのご相談・引き継ぎにも対応しています。現在通院中の医療機関からの診療情報提供書があるとスムーズです。
認知症があると、新しい環境や人に慣れることが難しくなっていきます。だからこそ、まだ通院できるうちからのご相談に意味があります。早めに顔なじみの関係をつくっておきましょう。
「病院に行きたがらない」「『病院へ行こう』と言うたびに拒まれる(受診拒否)」――なんとか受診させたいのにご本人が応じない、というご家族からのご相談は少なくありません。認知症が進むと、ご自身の体調や「受診が必要な状態である」こと自体を認識しづらくなり、病院へ行く意味を感じにくくなることがあります。訪問診療なら、ご本人が「行く」と決められなくても、医師のほうからご自宅に伺うことができます。
認知症の暮らしを支えるのは、上田医院だけではありません。同じ法人(八心会グループ)の介護サービスが連携し、医療と介護の両面から、生活全体を途切れなくお支えします。状態が変わっても、関わる人や場所が大きく変わらないこと——それが、認知症の方の安心につながると考えています。
「できるだけ住み慣れた場所で。それでも難しくなったら、家のような場所で」——どの段階でも、同じ考え方で、私たちはおそばにいます。認知症が始まる前から、状態が変わっていくときも、その先の時間まで、できるだけ場所や顔ぶれを変えずに。早くからつながっていただくほど、変わっていく時間のなかでも、慣れた人・慣れた場所のなかで過ごし続けることができます。
訪問診療では、認知症に関連する以下の医療・ケアに対応します。精密検査が必要な場合は連携病院をご紹介します。
訪問診療で対応する医療・ケア
認知症は、老いの自然な過程のひとつとして受け止めることから、向き合い方が変わってくると思っています。数値で測れない、その方の習慣や好み、大切にしてきた人生そのものを見ながら診療を続けること——それが在宅医療に携わる理由のひとつです。
「大変だったね」「つらかったね」とまず受け止める。そこから、その方にとっての医療の形が見えてきます。ご本人だけでなく、介護されるご家族の話も丁寧に聞きながら、無理のない形で伴走いたします。
院長 上田 聡費用の目安
1割負担:月額 約6,000〜7,000円
2割負担:月額 約12,000〜14,000円
3割負担:月額 約18,000〜21,000円
※月2回の定期訪問の場合の概算です。医療処置の内容・訪問回数・加算等により変動します。高額療養費制度の対象となる場合があります。詳しくはお電話でご相談ください。費用のより詳しい内訳は訪問診療の費用・保険をご覧ください。
訪問エリア
対応エリア:市川市・松戸市
応相談エリア:葛飾区・江戸川区・浦安市・船橋市・鎌ケ谷市
※応相談エリアの方も、まずはお電話でご相談ください。患者さまのご自宅から当院までの距離やご状況により対応可否を判断いたします。
急なご相談には、24時間ご連絡いただける体制を整えています。
このページは、在宅医療に30年以上携わる院長 上田聡(日本循環器学会会員)が監修しています。院長は在宅医療の現場を綴った著書を上梓し、地域FMの健康番組にも出演しています。