2012年3月号「アンチエイジング」

2012年03月24日

質問;アンチエイジング(抗加齢医学、老化予防)とは何ですか?

答え;「老化を予防し健康で長生きする」ことを目的とする医学です。加齢にともなう動脈硬化や、癌などの加齢関連疾患の発症率を下げ健康寿命をのばすことが目的をしています。

 

質問;老化とは病気の一つですか?

答え;老化は病気(老化しないことも可能)だと以前は言っていましたが、最近は老化の結果病気になりやすくなる という考え方です。

質問;老化しないために具体的にはどんな事をするのですか?

答え;栄養療法、運動療法、精神療法などが主で、特殊なものとしてサプリメント療法、免疫療法、美容医学などがあります。

 

質問;老化は防げますか?

答え;防げないのでなるべく遅くするために努力すること、実践が大切だとのことです。ただ大切なのは元気で長寿を享受することだそうです。あまり神経質にならず、人生をいかに楽しむかを考える事、いきいきと生活をすることがとても重要ということですか。(抗加齢医学会より)

 

質問;先生の考えを聞かせてください。

答え;老化の予防も大切ですが、残念なことに必ず老化します。一番重要なのは、老化したときの心の在り方、だと思います。恐れずにありのままの自分を受け止める心が自分を救うようです。

 

院長のひとり言

老化と健康とはオセロの黒駒と白駒みたいなもので、生まれたてはボードいっぱい白駒で埋められている。加齢とともに黒駒に埋め返され、最期は真っ黒。アンチエイジングとはいかに長く黒駒にやられないように戦っていくかという考え方です。勝ち負けと考えると必ず負け試合です。勝ち負けという考えではなく、変わっていく自分を美味く味わってみたいものですね。